m.2規格SSD おすすめSSDと外付けケースの選び方【SATAよりNVMe!】

目次

そもそもm.2とは

mSATAの後継として開発された規格を指します。
ストレージとの接続でPCI Express(I/Oシリアルインタフェースで拡張バスの一種)を採用することで、最大転送速度が30Gb/s(理論上)、SATA3が6Gb/sなので、高速なデータ転送が可能になります。
※後述しますが、m.2は規格なので実際高速なデータ転送が可能かどうかはSATA SSDかNVMe SSDが重要です。

また、上記画像の通り、m.2はカード型になっており、内蔵で取り付けます。
マザーボード上のスロットに挿して固定します。
M.2に対応したスロット自体、近年整備されている状況なので、古いマシンでは対応していないケースが多いと思います。

M.2のサイズは3つある

「m.2 ssd size」の画像検索結果

参考 https://www.pcmag.com/roundup/358910/the-best-m-2-solid-state-drives

  • type2280(22×80) 画像右
  • type2260(22×60) 画像真ん中
  • type2242(22×42) 画像左

カッコ内は横幅×奥行きとなっており、画像を見ていただくとわかりますが、すべて横幅は同じで長さが違うだけです。また、見たところtype2280(22×80)が主流で、流通しているサイズはほとんどtype2280(22×80)のようです。

NVMe SSDとSATA SSDの違い

M.2規格の中でも、SSDの種類は以下の2つがあります。

  • NVMe SSD
  • SATA SSD

冒頭でPCI Express接続により高速化を実現と書きましたが、
SATA SSDではM.2スロットに挿すことはできても、これまでの通りSATA接続となり、
データ転送速度 600MB/sまでが限界で頭打ち
となってしまいます。
それに対して、NVMeはPCI Express接続の転送速度を活用することができます。

参考:パフォーマンスの比較はこちらのWebサイトさんが詳しく解説しています。

NVMe SSDとSATA SSDの見分けがつかない

こちらのWebサイトに大変分かりやすい画像が掲載されています。

NVM Express (NVMe)

参考  M.2スロット(NVMe SSDSATA SSD
納得パソコン購入術!パソ兄さん~ユーザー視点でパソコン製品を分析レビュー

サイズはほぼ同じなのですが、接続端子の凸凹の形状が異なります。

NVMe SSDとSATA SSDを外付けケースに入れてUSB接続したい

あまり情報がなかったので、整理しました。
それぞれ以下の製品が対応しています。

SATA SSDを外付けUSBディスクとして利用できるケース

ディスク本体でもシェアの多いTranscend

価格でみるとEASYDIYが安いです。

NVMe SSDを外付けUSBディスクとして利用できるケース

NVMeに対応したケースはまだ製品数自体が少ないです。。。おそらくこちらが最安値。

casualcatch USB3.1〜M.2 NVME ケース hdd TYPE-C GEN2 ハードドライブエンクロージャー ブラック
casualcatch

NVMe SSD/SATA SSD両方に互換性のある製品はないのか?

mSATAも含めて調査してみましたが、現状調査した限りでは見つかりませんでした。
ご存知の方がいらっしゃったらぜひご連絡ください。

最後にm.2 SSDのコスパの良い製品をおすすめしておきます。

おすすめのSATA SSD,NVMe SSD

Samsung SSD 250GB 970 EVO NVMe

価格、評判、SSDとして世界シェア1位のSamsungのSSD。このサイズでこの価格。

WD 内蔵SSD M.2-2280 / 500GB

WESTERNDIGITALのSATA SSD 500GB。Samsungより安いですが、パフォーマンスを気にするなら、NVMeのSamsungに軍配が上がりますね。

Western Digital WDS500G2X0C [500GB/SSD] PCIe Gen3 x4/M.2/WD Black NVMe SSD/2280/ハイエンドNVMe SSD

WD 内蔵SSD M.2-2280 / 1TB / WD NVMe

WESTERNDIGITALのNVMe SSD 1TB。
1TBのNVMe SSDがこの価格で買えると思うと安い気がします。
Samsungの512GBを2枚買うのもアリですね。


以上です。無駄な買い物とならないように互換性はあらためて購入前に確認ください。

また、興味があればこちらの記事も読んでみてください。

はじめに 以下の記事でもご紹介しているのですが、SSDの接続規格はどんどん進化しています。 これまでは、「PCの容量が足りな...